洗ってもタオルが臭い原因は?生乾き臭を消す方法と臭わせない洗濯のコツ

畳んだタオルを抱えている女性の手元写真 畳んだタオルを抱えている女性の手元写真

タオルの臭い対策についての監修:平島 利恵(ひらしま りえ)
ライター:UP LIFE編集部
2026年10月28日
家事・くらし

洗ってもタオルが臭い原因は、繊維に残った汚れや水分による菌の繁殖が考えられます。この記事では、タオルの嫌な生乾き臭をリセットする方法や臭いを防ぐ洗濯のコツ、さらに対策に役立つ洗濯機の機能まで詳しく解説します。

タオルが臭くなる原因は「菌」の繁殖

タオルの匂いを嗅いでいる人の写真

タオルの嫌な臭いは、繊維に残った皮脂やたんぱく質などの汚れと水分をエサにして菌が繁殖し、臭いの元となる物質を出すことが主な原因です。特に生乾き臭の原因となる菌は湿った環境で増えやすく、一度繊維の奥に入り込むと通常の洗濯だけでは落としにくくなります。まずは、洗濯しても臭いが残る理由と、臭いを招きやすい習慣を確認しましょう。

なぜ洗濯後も臭いが残るの?

洗濯をしても、皮脂汚れやたんぱく質汚れが繊維の奥に残ってしまう場合があります。落としきれなかった汚れは菌のエサになるため、洗濯後のタオルでも湿った状態が長く続くと菌が繁殖し、臭いが発生しやすくなります。部屋干しなどで乾くまでに時間がかかると菌が増えやすくなるほか、繊維の奥で増えた菌は乾いた後も残り、タオルが水分を含むたびに臭いがぶり返すことがあります。「洗ったのに臭う」「濡れると臭う」のは、このためと考えられます。

臭いやすくなるNG習慣

次のような習慣は菌の繁殖を招き、タオルが臭いやすくなるため注意しましょう。
・洗濯が終わった後、濡れたまま洗濯機の中に放置する
・使用後の濡れたタオルを洗濯かごに溜め込む
・洗濯物を洗う際に詰め込みすぎる
・部屋干しなどで乾くまでに時間がかかる
・洗剤や柔軟剤を適量より多く入れる

いずれも「汚れが落ちにくくなる」「湿った時間が長くなる」という点で共通しています。心当たりがある場合は、後述する洗濯方法とあわせて見直して対策をしていきましょう。

タオルの臭いをリセットする方法

たたんだタオルの束を持っている手元の写真

すでに臭ってしまったタオルは、普段どおりに洗濯するだけでは臭いが取れないことがあります。臭いの元は繊維に残った皮脂やたんぱく質などの汚れのため、まずは洗剤を使って汚れをしっかり落とすことが基本です。ここでは、タオルを清潔な状態に戻す方法を順番にご紹介します。

温水と洗剤で汚れをしっかり落とす

生乾き臭の原因となる菌は、繊維に残った皮脂やたんぱく質汚れをエサにして繁殖します。そのため、臭いのリセットは「洗剤で汚れをしっかり落とす」ことから始めましょう。洗剤に含まれる酵素は約40℃の温水で働きやすくなるため、温水洗浄機能のある洗濯機なら、温水と洗剤でしっかり洗えるコース(例:「約40℃においスッキリコース」)の活用がおすすめです。対応するコースがない場合は、洗濯表示を確認したうえで、40℃前後のお湯に洗剤を溶かしてタオルを30分ほどつけ置きし、その後通常どおり洗濯しましょう。

  • 洗濯表示の上限温度以上のお湯を使用すると、色落ちや縮みなど生地を傷める場合があるので事前に確認しましょう。

それでも臭いが残る場合は酸素系漂白剤でつけ置き

温水と洗剤で洗っても臭いが残る場合は、酸素系漂白剤を使ったつけ置きを試しましょう。40〜50℃程度のお湯に規定量の酸素系漂白剤を溶かし、タオルを30分〜1時間ほどつけ置きしてから、通常どおり洗濯します。お湯を使うと漂白剤の効果が高まりやすく、繊維に残った汚れや臭いの元を落としやすくなります。使用の際は洗濯表示を確認し、規定の濃度とつけ置き時間を守りましょう。
また、塩素系漂白剤は色柄ものに使うと脱色してしまうため、白物にしか使用できませんが、酸素系漂白剤と混ざると有毒ガスが発生して危険なため、絶対に併用しないでください。

タオルを臭いにくくする洗濯方法

ハンガーに掛けて外干しされているタオルの写真

タオルの臭いは、毎日の洗濯と乾かし方の工夫で予防できます。ここでは、臭いの発生を防ぐためのポイントをご紹介します。

洗濯後はできるだけ早く干す

洗濯が終わったタオルを洗濯機の中に放置すると、湿った状態が続いて菌が繁殖しやすくなります。洗濯が終わったらすぐに取り出し、できるだけ早く干すことを習慣にしましょう。タイマー機能がある洗濯機の場合は、例えば帰宅と洗濯終了のタイミングを合わせるといった工夫も取り入れて、すぐに干せるようにすると良いでしょう。

風通しをよくしてしっかり乾かす

タオルは乾くまでの時間が短いほど、菌が繁殖しにくくなります。干すときは洗濯物同士の間隔を握りこぶし1つ分ほどあけて、風の通り道を作りましょう。バスタオルはハンガー2本にまたがせてM字に干したり、物干し竿に少しずらしてかけたりすると、生地が重なる部分が減って乾きやすくなります。

部屋干しでも臭いにくくするポイント

部屋干しは外干しに比べて乾くまでに時間がかかり、臭いが発生しやすくなります。扇風機やサーキュレーターの風を洗濯物に当てて干すと、早く乾きます。エアコンの除湿機能や除湿機を併用するのも役立ちます。また、壁際より部屋の中央のほうが空気が動きやすいため、干す場所にも気を配ると乾燥時間を短縮できます。

洗剤・柔軟剤は適量を守る

洗剤を多く入れれば汚れがよく落ちるように思えますが、すすぎきれなかった洗剤が繊維に残ると、菌のエサになってしまいます。柔軟剤の入れすぎも、繊維をコーティングする成分によって吸水性が低下したり、臭いの原因になったりすることがあります。パッケージに記載された使用量の目安を守りましょう。
なお、タオルに柔軟剤を使う場合は、吸水性を高めるタイプの柔軟剤を選ぶのがおすすめです。一般的な柔軟剤は繊維をコーティングし、吸水性が落ちてしまうことがあります。

洗濯槽を定期的にお手入れする

タオルをきれいに洗っても、洗濯槽の裏側に汚れやカビが溜まっていると、洗濯中に臭いや汚れが移ってしまうことがあります。月に1回程度を目安に、洗濯槽のお手入れを行いましょう。また、使用後は洗濯機のフタやドアを開けて槽内を乾燥させると、カビの発生を抑えやすくなります。

タオルを清潔に長く使うコツ

使用後の濡れたタオルは、洗濯かごに丸めて入れず、洗濯するまで広げて掛けておくと菌の繁殖を抑えやすいです。洗濯物を取り込む際に、完全に乾いたことを確認することも大切です。長く使って繊維が傷んだタオルは汚れが残りやすく、臭いも戻りやすくなります。
ごわつきや吸水性の低下を感じたり、洗ってもすぐ臭うようになったりしたら、買い替えを検討しましょう。家庭用のタオルの寿命は、一般的に1年程度といわれます。ただし日々の使い方によっては、より長く清潔に使うことも可能です。

タオルの臭いに関するよくある疑問

洗濯バサミと液体洗剤とタオルの写真

最後に、タオルの臭い対策についてよくある疑問と対策をご紹介します。

臭いがなかなか取れないときは?

酸素系漂白剤のつけ置きや温水洗浄を試しても臭いが改善しない、または一時的に改善してもすぐに臭いが戻る場合は、繊維の奥まで菌や汚れが入り込み、生地自体が傷んでいる可能性があります。無理に使い続けず、買い替えを検討するのがおすすめです。あわせて、洗濯槽の汚れが原因になっていないかも確認しましょう。

柔軟剤は使ったほうがいい?

柔軟剤には、タオルをふんわり仕上げたり、静電気を抑えたりする役割があります。ただし、先述のように入れすぎると繊維の表面がコーティングされて吸水性が落ち、汚れも残りやすくなるため、臭いの原因になることがあります。使う場合は適量を守り、タオルの吸水性が気になるときは使用を控えるなど、状態に応じて調整しましょう。

漂白剤は毎回使ってもいい?

酸素系漂白剤は色柄物にも使えるものが多く、比較的生地への負担が少ないとされていますが、毎回使うと繊維を傷めたり色あせを招いたりするおそれがあります。臭いが気になったときの対策として、多くても週1回程度を目安とするのがおすすめです。使用前には必ず洗濯表示を確認することも大切です。

タオルの臭い対策に役立つ洗濯機の機能

毎日のタオルを清潔に保つには、洗濯機の機能を活用するのも有効です。ここでは、パナソニックのななめドラム洗濯乾燥機「NA-LX129FL」に搭載されている、ニオイ※1対策に役立つ機能をご紹介します。

ななめドラム洗濯乾燥機
NA-LX129FL

部屋干し臭の元を洗い落とす※1

「約40℃においスッキリコース」は、洗剤中の酵素が活性化しやすい約40℃の温水で2回洗い※2、繊維の奥の汚れまでしっかり洗浄するコースです。部屋干しなどによる生乾きの嫌なニオイ※1の発生を抑え、清潔感のある仕上がりが期待できます。つけ置きの手間なく温水洗浄ができるため、タオルの臭いが気になる人にぴったりの機能です。

  • 使用環境・状況によって効果は異なります。

ふんわり&シワも抑えた仕上がりに!

特許取得*している「トップユニット方式」の「大風量ヒートポンプ はやふわ乾燥」は、約65℃の低温風で衣類の縮みや傷みを抑えながら、大風量でスピーディーに乾燥できる機能です。
ヒートポンプを本体上部に配置し、大風量のワイド温風を後方から衣類にたっぷり当てられるため、タオルはふんわりと仕上がります(ジェット乾燥設定時)。また、乾燥時の除菌※3も可能です。洗濯から乾燥まで一気に仕上げれば、湿った状態で放置する時間がなくなるため、部屋干しの生乾き対策としても活躍します。大風量なのに、省エネ性に優れている点も魅力です。

*特許第5104578号 発明の名称:ドラム式洗濯乾燥機(2026年8月20日現在)
つり干し 大風量ヒートポンプ はやふわ乾燥 パイルのイメージ パイルのイメージ
*つり干し:洗濯3kg時 おまかせコースにおいて。大風量ヒートポンプ はやふわ乾燥:洗濯~乾燥3kg時 おまかせコースにおいて。当社実験による。衣類の量、素材、使用状況、一緒に乾燥するものの種類によって効果は異なります。

さらに、業界初**サイクロン方式の「乾燥長もちユニット」を搭載しているため、長期使用による乾きムラや、 乾燥時間が長くなる原因を防ぎます※4。(従来比)

**国内家庭用洗濯機において(2026年10月上旬発売予定、当社調べ)。

洗濯槽まで清潔に保ちやすい!

臭いの原因になりやすい洗濯槽のカビ対策には、「ナノイーX槽カビ菌除菌」が役立ちます。洗濯終了後に毎回、ナノイーX(48兆)を乾燥風の吹き出し口から放出し、槽の黒カビ菌(胞子)を除菌※5する機能です。黒カビ対策としての槽洗浄の手間が省ける※6ため、忙しくてお手入れが後回しになりがちな人でも、洗濯槽を清潔に保ちやすくなります。

プロの技を再現できる!タオル専用コース

タオルの仕上がりにこだわるなら、今治タオルの「IKEUCHI ORGANIC」が監修したタオル専用コースもおすすめです。水量を増やしてやさしく洗い、ほぐし運転でタオルのパイルを起こし、風をしっかり当てて乾燥させます。パイルが立ったふんわりとした肌ざわりと吸水性をキープでき、毎日のタオルを気持ちよく使い続けられます。

まとめ|臭いの原因を知り、正しい洗濯でタオルを清潔に保とう

柔らかい白いタオルを持つ手元の写真

タオルの臭いは、繊維に残った汚れと水分をエサに菌が繁殖することが主な原因です。すでに臭ってしまったタオルは、温水と洗剤でしっかり洗って汚れを落とし、それでも臭いが残る場合は酸素系漂白剤のつけ置きで臭いのリセット対策をしましょう。そのうえで、洗濯後はすぐに干す、風通しをよくして早く乾かす、洗剤は適量を守る、洗濯槽をお手入れするといった習慣を続ければ、臭いの発生の予防に役立ちます。温水洗浄や乾燥機能などを備えた洗濯機も活用しながら、毎日使うタオルを清潔に保ちましょう。

この記事で紹介した商品

タオルの臭い対策についての監修

平島利恵さんの写真

平島 利恵(ひらしま りえ)

洗濯研究家。
株式会社Heulieを設立し、洗濯洗剤と布おむつ・布ナプキンブランド "Rinenna(リネンナ)"を展開。洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。

※1 〈消臭の試験内容〉[試験機関]近江オドエアーサービス(株)[試験方法]4-メチル-3-ヘキセン酸付着布を6段階臭気強度表示法にて評価[消臭方法]約40 ℃においスッキリコースにて。高濃度洗剤液と加熱温水洗浄による[対象部分]ドラム内の衣類[試験結果]「おまかせ」:3、「約40℃においスッキリ」:1
 
※2 おまかせコースと比べ、洗剤約2倍量の高濃度洗剤液で洗います。
 
※3 〈衣類の除菌〉[試験機関](一財)日本食品分析センター[試験成績書発行年月日]2015年7月15日[試験成績書発行番号]第15053786001-0101号[試験方法]菌液付着試験布の生菌数測定[除菌方法]加熱温風による[対象部位]ドラム内の衣類[試験結果]菌の減少率99%以上(自社換算値)
 
※4 当社調べ。NA-LX129E/127Eとの熱交換器への糸くずの詰まりやすさの比較。 使用環境や衣類の量、種類により効果は異なります。
 
※5 「ナノイーX槽カビ菌除菌」による除菌
 
[試験機関](一財)日本食品分析センター[試験成績書発行年月日]2022年5月30日[試験成績書発行番号]第22038466001-0101号[試験方法] 外槽に取り付けた菌液付着プレートの生菌数測定[除菌方法]「ナノイーX槽カビ菌除菌」による[対象部分]外槽[試験結果]菌の減少率99 %以上(自社換算値)
 
※6 約3年相当のカビの発生状況(当社加速試験)より。使用条件や環境により効果は異なります。発生した黒カビや洗剤カス、洗濯槽内のニオイは除去できないため、気になる場合は槽洗浄をおすすめします。

2026年10月28日 家事・くらし

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