服のシワのばし方法とは?シワの原因や予防策、アイロンをラクにするコツを解説
服のシワのばし方法についての監修:平島 利恵(ひらしま りえ)
ライター:UP LIFE編集部
2026年10月28日
家事・くらし
洗濯したら服がシワシワに、毎回アイロンが大変……と悩む人は少なくありません。実は洗濯のしかたや干し方、素材の性質によってシワのつきやすさが変わります。この記事では、服のシワの原因や予防法、効率よくのばすコツ、アイロンを手軽にする方法をご紹介します。
服にシワができる主な原因
服のシワ対策をする前に、まず以下の4つの原因を知っておきましょう。
洗濯後の放置
洗濯物を濡れたまま長時間放置すると、繊維が折れ曲がった状態で乾き始め、その形が固定されてシワになります。洗濯機の中で衣類が重なったままになっていると、重みや圧力でシワがつきやすくなります。洗い終わったら、できるだけ早く取り出しましょう。
脱水のしすぎ
脱水時間が長すぎると、衣類に強い圧力がかかり、繊維がねじれたり折れ曲がったりした状態で水分が抜けます。その結果、シワが定着しやすくなります。シワになりやすい素材は、脱水を短めにするのがおすすめです。
干し方
生地が重なったまま乾いたり、形を整えずに干したりすると、その状態でシワが固定されます。ハンガーにかけただけで放置すると、肩や襟まわりに型崩れが起きることもあります。詳しくは後述しますが、干すときにひと手間かけるだけで、仕上がりが変わります。
座りジワ・摩擦
シワは着用中にもつきます。長時間のデスクワークや座った姿勢が続くと、ひざの裏やひじ、腰まわりに座りジワができやすくなります。また、バッグとのこすれなど、摩擦によってもシワは生じます。
シワになりやすい素材・なりにくい素材
素材によってシワのつきやすさは異なります。シワになりやすい素材・なりにくい素材の特徴と、洗濯やアイロンのポイントを見ていきましょう。
綿
綿はワイシャツやTシャツによく使われる素材です。吸湿性が高く、水分を含むと繊維が変形しやすいため、洗濯や着用でできた折れ曲がりがそのまま固定され、シワが目立ちやすい傾向があります。洗濯するときは、洗濯槽に詰め込みすぎないことや脱水時間を長くしすぎないこと、洗濯後はすぐに取り出し、干す前に軽く叩いてシワをのばすといった点を意識しましょう。綿は、アイロンを高温(180〜210℃程度)でかけられ、高温スチームとの相性もよいため、しっかりシワをのばせます。
麻
麻はナチュラルな風合いが特徴の素材です。繊維の弾力性が低く、一度折れ曲がると元に戻りにくいため、シワがつきやすい代表的な素材といえます。一方で、麻特有の風合いとしてシワを楽しむ着こなしもあります。洗濯では脱水を短めにし、干す前に形を整えておきましょう。アイロンは高温(180〜210℃程度)で、少し湿った状態でかけるとのばしやすくなります。完全に乾いた状態より、半乾きのほうがシワをのばしやすいです。
レーヨン
レーヨンはやわらかくドレープ性のある素材ですが、水分で繊維が不安定になりやすく、シワが定着しやすい性質があります。水に濡れると強度が下がるため、扱いには注意が必要です。水洗いできない製品もあるので、まず洗濯表示を確認しましょう。手洗いがすすめられることが多く、強い脱水は避け、ハンガーにかけて形を整えて干します。アイロンは低〜中温(110〜150℃程度)で、当て布を使うのがおすすめです。高温では生地を傷めることがあるため気をつけましょう。
ポリエステル
ポリエステルはワイシャツや制服などにも多く使われる素材です。形状を保つ性質があり、洗濯後も比較的シワになりにくいのが特徴です。速乾性が高く、お手入れしやすい点も魅力です。洗濯では高温乾燥を避け、洗濯後は早めに干して形を整えましょう。アイロンは低温(110℃程度)で、スチームは適度に使い、テカリ防止のため当て布を使うと安心です。
一般的に、綿・麻・レーヨンはシワがつきやすく、ポリエステルは比較的シワがつきにくい傾向があります。ただし、混紡素材や加工方法によっても変わるため、洗濯表示を確認したうえで、素材に合わせてお手入れすることが大切です。
洗濯でシワを防ぐコツ
シワは洗濯の段階である程度予防できます。洗濯するときに意識したいコツをご紹介します。
洗濯物を詰め込みすぎない
洗濯物を詰め込みすぎると、衣類どうしの摩擦が増え、生地が絡まりやすくなってシワの原因になります。洗濯槽には余裕をもたせ、適量で洗うのがポイントです。
脱水時間を短めにする
脱水時間が長いほど、衣類に折りジワがつきやすくなります。脱水を短めに設定すると、過度な圧縮を防げて、シワの軽減につながります。
洗濯後はすぐ干す
洗濯が終わったら、シワが固定される前にできるだけ早く干しましょう。干す前に軽く形を整えるだけでも、仕上がりが変わります。
シワになりにくい干し方
干し方を工夫するだけでも、シワは軽減できます。シワになりにくい干し方のポイントをご紹介します。
厚みのあるハンガーを使う
厚みのあるハンガーを使うと、肩の部分が自然な形に保たれ、型崩れやシワを防げます。特にジャケットやシャツは肩の形が出やすいので効果的です。
シャツは形を整えて干す
シャツは、襟や袖、前立てを軽く引っぱって形を整えてから干すと、乾いたあとのシワが少なくなります。手でシワをのばしてから干すのがコツです。
衣類の重みを利用して干す
衣類の重みを利用して干すと、生地が下方向に引っぱられ、シワが自然にのびやすくなります。ハンガーにかけて吊るす干し方が向いています。
アイロンがラクになる時短テク
アイロンのかけ方を工夫すると、時間も手間も減らせます。面倒に感じがちなアイロンがけを、ラクにするテクニックをご紹介します。
スチームを活用する
スチームをあてると繊維がやわらかくなり、シワがのびやすくなります。乾いた状態で押しつけるより、スチームの力を借りるほうが少ない手間で仕上がります。
衣類が少し湿った状態でかける
衣類が少し湿った状態でアイロンをかけると、完全に乾いた状態より効率よくシワをのばせます。霧吹きで軽く湿らせてからかけるのもおすすめです。
襟→袖→身頃の順でかける
アイロンは、襟から袖、そして身頃の順でかけると、かけ直しが減ってスムーズです。細かい部分から先に仕上げると、全体をきれいに整えやすいです。
服のシワのばしについてのよくある疑問
ドライヤーでシワはのばせる?
軽いシワであれば、霧吹きなどで衣類を軽く湿らせてから温風を20〜30cmほど離してあて、手でシワをのばすなどドライヤーの風でのばせる場合もあるようですが、本来の使い方とは違うためおすすめしません。特に、はっきりしたシワや広い範囲のシワには、衣類スチーマーやアイロンが適しています。
アイロンなしでワイシャツのシワはのばせる?
衣類スチーマーや霧吹き、シワのばしスプレーを使えば、ワイシャツのシワをある程度軽減できます。ハンガーにかけて上から下へ生地をのばすと、簡単なシワなら目立ちにくくなります。ただし、襟や袖口をパリッと仕上げたい場合は、アイロンやプレスもできる衣類スチーマーを使うときれいに整うのでおすすめです。
また、レーヨンやポリエステルなどの素材は、衣類スチーマーを使って、アイロン面を直接衣類に当てずにスチームだけでシワをのばす方法もおすすめです。
毎日の服のシワ対策ができる!家電をご紹介
毎日のアイロンをラクにしたいときは、シワ対策ができる家電を取り入れるのもひとつの方法です。ハンガーにかけたままシワをのばせる衣類スチーマーや、洗濯から乾燥まで行うななめドラム洗濯乾燥機を活用すると、日々の衣類ケアの負担を軽減できます。
ハンガーにかけたままシワがのばせる衣類スチーマーを活用する
衣類スチーマーは、アイロン台を準備する手間がなく、忙しい朝の身支度にも役立ちます。スチームで繊維をやわらかくしながらシワをのばせるため、シャツはもちろん、ニットやジャケットなど、アイロンをかけにくい衣類のケアにも向いています。手軽にシワを整えたい人にとって、心強いアイテムです。
ハンガーにかけたままシワをのばせる衣類スチーマーとしておすすめなのが、パナソニックの「NI-FS70C」です。当社史上最速※1の約15秒で立ち上がり、ハンガーにかけたまま、様々な衣類のシワをのばしやすいスチーム性能が特徴です※2。本体も約630gとパナソニック史上最軽量*で、長時間でもスムーズに使えます。スチームは繊維の奥まで届くため、シワのばしのほか、気になるニオイのケアにも活用できます。
洗濯機の「ヒートポンプ乾燥機能」を使う
特許取得*している「トップユニット方式」の「大風量ヒートポンプ はやふわ乾燥」は、約65℃の低温風で衣類の縮みや傷みを抑えながら、大風量でスピーディーに乾燥できる機能です。ヒートポンプを本体上部に配置し、大風量のワイド温風を後方から衣類にたっぷり当てられるため、シャツなどのシワも抑えた仕上がりになります(ジェット乾燥設定時)。大風量なのに、省エネ性も優れているのもうれしいポイントです。干す手間も減らせるのも魅力です。
また、水洗いできるけれど頻繁に洗えない衣類には、洗濯機の「シワとり・消臭コース」を使う方法もあります。たとえばパナソニックのななめドラム洗濯乾燥機「NA-LX129FL」に搭載されたコースは、ジャケットやパンツ、スカートなどの、着用中にできたシワをとりたいときに便利です。温水のスチームの力でシワや気になるニオイをとってキレイに※3仕上がります。
まとめ
服のシワは、洗濯方法や干し方、素材の性質など、様々な要因で発生します。洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎない、脱水を短めにする、形を整えて干すといった工夫で、日頃からシワを予防できます。毎日の衣類ケアをもっと手軽にしたい場合は、衣類スチーマーやシワ対策の機能を備えた家電を取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した商品
服のシワのばし方法についての監修
平島 利恵(ひらしま りえ)
洗濯研究家。
株式会社Heulieを設立し、洗濯洗剤と布おむつ・布ナプキンブランド "Rinenna(リネンナ)"を展開。洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。
- 当社発売衣類スチーマーにおいて(2026年1月現在)。
- 効果は、周囲環境(温度・湿度)、浸透スチームをあてる時間、繊維の種類によって異なります。
- 〈 「シワとり・消臭」コースによる消臭〉[試験機関]近江オドエアーサービス(株)[試験方法]ドラム内の布に付けたタバコ臭を6段階臭気強度表示法にて評価[消臭方法]「シワとり・消臭」コースによる[対象部分]ドラム内の衣類[試験結果]初期3、ブランク3、「シワとり・消臭」1.5 ●シワや素材によっては、効果が出にくいものがあります。
2026年10月28日 家事・くらし
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